子供の足育、本当に大事な部分はココ

足育が浸透してきている

 

 

食育や知育と並んで最近は「足育」という言葉が浸透してきているなと思います。

お子さんの靴にこだわって、しっかりとしたものを専門店で選ぶ親子さんも増えてきましたし、専門店自体も増えています。

また、裸足で活動させる保育園、幼稚園もあります。

 

先日は学校の上履きが地下足袋にしているという地域も紹介されていました。一般的な上履きに比べ地下足袋だと足指の使い方が変わります。その結果足の力がついて、運動能力が増しているそうです。素晴らしいですね。

子供の足への関心は以前に比べ高くなっているのはフットレスキューとしては嬉しい話です。

 

でも、足育が普及にと共に気になったことがあります。

足育に一生懸命なのは良いのですが、見落とされている大切なことがあります。それは…

 

見落としている事とは

知り合いに素敵なパパさんがいらっしゃいます。

2歳のお子さんの靴は毎回専門店で計測をして、シューフィッターさんに選んでもらっているそうです。

しかも、パパが自らお店に連れて行くそうです。

素晴らしい!

 

でも、ご本人の靴を見てみると…

足に比べ靴が大きい靴だったり、造りがキャシャなものだったり。

気になって聞いてみると、自分の靴はテキトウに選んでいるとの事でした。

 

お子さんの靴や足には関心があって「足育」を実践していても自分の足や靴になると頓着しない。

以前の靴のカウンセリングのお客様に、靴選びについてのノウハウをお伝えしていた時ことです。

「それ聞いた事あります!子供の靴を選んだ時に教えてもらいました!」

ならば、自分の靴選びに応用しなかったのか尋ねると

「子供の足の事かと思って。大人も同じなのね」

 

こちらのお客様もお子さんの足や靴には関心が高くいい靴を選んであげようとなさってます。

でも、自分の足や靴の事になると別の話になってしまうみたいです。

あまりお勧めはできない靴をはいていました。

 

子供の足と自分の足は別物。

 

 

そんなお父さん、お母さんが結構いるかもしれません。

大切な見落としとはこれです。

足育とは子供だけのものではありません。

 

せっかく足育で足や靴のいい情報が入ってきても自分の事として受け止めなかったりします。

確かに「足育」は子供のもの子供の足の発達のためのものですが、お大人の足も子供の足も基本的な部分は同じです。

 

もうお大人だから「足育」は必要ない!

そんな事はないのです。

 

大人にとっての足育

大人の足は完成している。だから足育は必要ない。

いえ、必要がないのではなく、考えを変えないといけません。

むしろ、大人にこそ即いくが必要です。

足が衰えないために何歳になっても「足を育てる」くらいの意識でいてほしいものです。

 

 

ちょうどお子さん達が働き盛り、子育てに忙しい時になると、親の責任は変わってきます。

それは自分の体の管理です。

足が痛くなって歩けなくなった、足の問題から関節にダメージがでて歩けない等々、歩く事が不自由になると生活全般が立ち行かなくなります。

買い物にいけない、病院にいけない、トイレにも難儀する…、そうなると何らかの助けが必要です。

 

子供は親のことをいつも心配するものです。体の問題を起こさないのがお子さんにとって一番有難い話です。

そう言う意味で私は心配なく自由にやらせてもらっています。健康な両親、義両親にはとても感謝しています。

 

足の健康は長年の積み重ねです。今からできることはやっておく必要があります。

 

子供の足だけに気を配って、自分の足は疎かにしないようにして下さい。

子供の足と同じくらい、いえ、それ以上にあなたの足は大切です。

 

いつまでも親子で楽しく歩く、そうあってほしいと強く願っています。