靴にも舌がある!舌をチェックしていい歩きになろう

実は靴にも舌がある!

 

 

実は靴にも舌があります。

 

シュータンベロとも呼ばれています。

どの部分かというと、そうこの部分ですね。

 

 

この靴の舌は足や歩きについて色々なことを教えてくれます。

ここに良い歩きになるヒントがあります。

 

ちゃんとした名称があるので、以降は舌でなくシュータンにしますね。

 

靴を脱いだ時にシュータンがどううなっているか気にしたことはありますか?

例えばこんな感じであったり。

 

 

このスニーカーはシュータンが外側に曲がっています。

こちらも、左右で違いますね。

 

こうなるのは、歩いている間に足がねじれている現れです。

シュータンは固定されていないので、足の捻れに合わせてヨレてしまいます。

毎日はいているとこのヨレがクセづけられて、脱いでもシュータンはヨレたままです。

 

あなたの靴はどうなっているでしょうか?

 

ぜひ確認して下さい。

では、なぜシュータンのヨレができるのか?

それは歩いている時の足裏にかかる体重移動が関係します。

 

踵から地面に着地

足全体に体重が乗って

その後、踵が地面から離れ

親指の先が最後に地面から離る

 

この動きを左右交互に繰り返すのが歩行です。

そして、足への体重の乗っかりがズレると様々な足のトラブルがおこってきます。

 

正常な体重移動ラインはこうです。

グレーのラインは少し外の側の踵から入って、中央より外側を通って親指の先から地面を離れます。

これが理想のライン。

 

 

それに対して下の図は青とピンクは足がよれるラインです。

 

青のラインは体重移動が外側に偏っています。

ピンクのラインは体重移動が内側に偏り過ぎです。

 

ピンクのラインは外反母趾を起こしやすく、足の中央内側を通って親指の側面から地面を離れます。

青よりピンクの方が圧倒的に多いです。

 

 

 

本来の体重移動ラインとズレると足には捻れがおこってきます。

そのストレスが外反母趾、タコ、巻き爪

内反小趾、足底腱膜炎…

 

足の甲が痛くなる、歩くと疲れるのもそのせいかも知れません。

 

シュータンのヨレはこの足のヨレの現れです。

なので、シュータンがよれているなら足への体重移動が本来のラインからズレていることになります。

 

なら、いい体重移動ラインを意識して歩くけばいいじゃない!

となりますが、実はそう簡単にはいきません。

 

お客様でそれを心掛けていると言う方がいましたが

そのせいで逆に脚や股関節に負担が掛かり脚の外ラインや腰が痛くなる症状に悩まされていました。

自然に歩いていい体重移動ができることが理想です。

 

ただ、心掛けているといいラインに近づける方法があります。

 

それは、踵から地面について親指の先から地面を離れるように心掛けること。

意識するのは着地と離地の2点だけ。

 

ここを意識して歩くだけで、だいぶ理想のラインに近づきます。

それをやりやすくするためには

靴ヒモを締めて、靴の中で足が変によれないようんします。

足と靴がしっかり固定されるとそういったことは起きにくくなります。

 

 

外反母趾がある、タコがある、巻き爪です!

他に歩くと疲れる、甲が痛い、歩くと疲れる、すねが痛くなるなどの症状があって

なおかつ、シュータンがよれているならば、今日から

靴のヒモをしっかり締めて足を固定して、歩く時は着地と蹴り出しを意識して歩いて下さいね。

それだけで、だいぶ足の負担は違ってきますよ。