「断捨離」から外反母趾!? 足にいいと思ったら逆効果なこと
足のために良かれと思ったことが、逆に問題を進めてしまった…
今回は足のために「断捨離」をしたら外反母趾が酷くなってしまったというKさまの事例をご紹介します。
断捨離をしたのは下駄箱の靴。
さて、いったいどういう事でしょうか。
目次
そもそも何で親指が曲がってきたの?
現在、Kさまは両足の外反母趾のお悩みを修正するため当サロンの『美健足レッスン』をご受講中です。
というのも、Kさまの外反母趾は1年半前ぐらいから急に親指の曲りがヒドくなりはじめ、痛みも出るようになりました。
それ以前から外反母趾ぎみでしたが、特に痛みもなく困る事もなかったそうです。
外反母趾は痛みがある有痛性と、痛みが全くない無痛性があります。
痛くなければ大丈夫です!!
と言いたいところですが、痛みがなくても気を付けて欲しいのです。
Kさまのようにに急に症状が悪化する場合があるからです。
今では親指の付根にバニオンというコブができて何もしなくても痛む事もあり辛い状態です。
思い当たる節があったら教えて下さい。
特に変わりもなく思い当たらないのですが…
身体に悪いこともしていないし。
ただ、筋肉は年相応に落ちてきていると感じます。
なかなか目に見えない身体の変化は気が付きにくいものです。
外反母趾の変化も痛みが出てから気にするようになったそうで、そうなると外反母趾の原因はコレだ!と絞れません。
だからといってそのままでは、ますます外反母趾はヒドくなってしまいます。
いいと思ったけど、逆効果なこと
一般的に外反母趾になる原因は一つではありません。
いくつもの原因が重なったり、連鎖したりと外反母趾になる理由は複雑です。
中でもKさん自身が感じている筋力の低下は誰にでも起こることで、外反母趾の原因としては大きいです。
足は筋肉の塊まりなので、筋力が落ちると足の形が崩れます。
アーチが落ち込み幅が広がる開張足になると
外反母趾に拍車がかかります。
また、姿勢の変化で足への重心がズレ、変形の引き金になったりもします。
Kさんにはさらに、違う理由がありました。
断捨離の結果の外反母趾!?
Kさんが履いている靴を見せていただくと…
靴自体が変形しやすい、とても柔らかい靴でした。
これは…外反母趾になってもしょうがない!
スニーカーやスポーツシューズは履くことはありますか?
去年、断捨離でスポーツシューズみたいなヒモ靴は全部捨ててしまいました。外反母趾の足で履いてはいけないような気がして。
代わりに柔らかい靴を履くようにしました。
でも、なぜ履いてはいけないと思ったのですか?
靴が柔らかければ足は痛くならない?
まとめ
痛くないからまあいいか…と思って放置してしまうとKさんのように急に変化が起きてくる場合もあります。
しかも、いつ痛みが出るかは予想できません。
また、よかれと思ったことが裏目に出てしまうことも。
外反母趾に優しいと思って選んだ靴が、逆に悪化の原因のになっていたりします。
今現在、痛みは無いけど外反母趾になっているなら何らかの対処をしていきましょう。
外反母趾は進行性の症状です。
せめて、日々履く靴にどんな影響を受けているか知りましょう。
Kさまのように良かれと思ったことが裏目に出ていたら大変です。
そのうちね…とズルズル後伸ばしにしないことです。
そのために、個別カウンセリングでご相談いただくか、足のお悩み相談会にご参加下さい。
足からあなたの未来を変える!足のお悩み相談フットケア専門のフットレスキュー井出淳子です。子供の時のケガのため15歳の時に医者から「将来、君は歩けなくなる」と言われ、20代は足の問題に苦しむ日々を過ごしました。自分自身の足の問題を解決するため足と体の勉強をはじめ、ボディケアの世界に転身。自分自身の体を実験台にさまざま行う中で得た経験を元に『美健足レッスン』というメソッドを考案。現在は中野駅北口に足から体を見直すサロン「ラポルト」にてフットケア、ボディケアをとおし皆さまの足の問題に向き合っています。目標は「天国の階段も自分の足でのぼる!」 一生ヒール靴でイキイキと歩けるよう頑張っています。