良い靴を選ぶなら、3つのダメ靴パターンを知ろう!

良い靴を選ぶなら

なぜその靴をえらびましたか?

中野・新宿フット&ボディケア「la-porte」のフットレスキュー井出淳子です。

サロンにいらっしゃるお客様で外反母趾やタコ、魚の目、巻き爪、その他もろもろ足でお悩みの方の大半は「合う靴がない」とおっしゃいます。

また、靴が足に合っているかどうかよく解らない状態であったりします。

 

私がよくお客様にうかがう質問があります。

「その靴を選んだ明確な理由はありますか?」

 

あなたはどうでしょう。

今、履いている靴を選んだ理由は何ですか?

 

意外と考えていない靴選び

「なんとなく足に合っていると思ったから…」

「デザインが気に入ったので」

「お店の人に勧められてかいました」

 

靴を選んだ理由はこんな答えが多いのですが、「明確な理由」となるとなかなか答えられません。

「なんとなく…」は理由としては論外。

デザインの好みや靴屋さんの見立ては選ぶ理由ではありますが、それは良い靴を選ぶための明確な理由とは違ってきます。

 

「この靴のこの部分が素晴らしかったので選びました」

全ての靴にそうハッキリと答えられる靴選びをして欲しいのです。それが足にとって良い靴を選んでいくために必要です。

では、そのためには…

 

「良い」を手にするにはまず、「ダメ」を知る

 

まずはダメな靴の3つの特徴を知って下さい。

 

 

本来、良い靴を選んでいくには「良い靴の特徴を知る」となりますが、実はこれが意外と難しいのです。

というのも世の中はダメ靴の方が圧倒的に多く、良い靴が少ない。

なので、ダメな靴の特徴を知ることが手っ取り早く、間違いがありません。良い靴を選別していくためにダメ靴とはどんな靴なのか、ぜひ知って下さい。

 

たった3つダメ靴の特徴を知るだけで靴の良し悪しを見分けることができます。

 

ダメな特徴その1:幅が広い

靴の幅は足の状態を左右するとても重要な要素です。

ですが幅を重視して選ぶ人は少ないです。

 

ゆったりとしている方が足にとっていい靴に思う方が多いのですが、全く逆になります。

特に女性の足は柔らかく横に広がりやすくなっています。

この写真を見て下さい。

足に合わない靴のレントゲン写真

同じ人の足ですが、履く靴を変えただけで親指の曲りが違っています。

足に合わないブカブカな(幅が広い)靴を履くと足が靴の中で広がり過ぎてしまいます。結果、親指が靴の内壁に当たって曲がってしまいます。外反母趾になりやすい状態とも言えます。

 

足の幅にフィットした靴の場合は横に広がり過ぎることがありません。親指の曲りを抑えられます。また足のアーチを保つために靴の幅は広くなく、フィット感があるものを選びます。

 

ユルい靴

また、靴の幅が広いと靴の中で足がブレてしまいます。

このブレは歩きにくさにつながり、疲れや足や身体のトラブルの原因になります。

 

ダメな特徴その2:素材が柔らかい

素材が柔らかい、または伸びる素材の靴もまたダメな靴になります。

理由は幅が広い靴と重なります。

 

足は体重が乗るとその重みでつぶれるように変形します。歩行時に、体重が足にかかり足自体が変形することで衝撃を吸収し、身体への影響を最小限に抑えます。

でも、多くの人が足の筋力が弱くなっていて足が変形しすぎてしまいます。

靴が柔らかければ、足の変形をストップできず、靴は足と同じように変形してしまいます。

 

本来、靴は足を過度に変形させない役割があります。足と同じに変形しては靴の役割を果たしません。

伸びる素材の靴も同じです。

捻ってみて捻れる、引っ張ったら伸びるならその靴はダメ靴です。

 

ダメな特徴その3:踵がユルい

踵は歩く時にとても重要な部位になります。

その踵がユルユルだったら…歩きはとても不安定なものになります。

 

私達は歩いている時、踵から地面に足を着き、踵から足を離します。

地面に踵がついた時、踵がユルい靴はグラつきを抑えられず不安定に、次に踵が地面を離れる時は踵がパカパカして脱げそうになったり。

そうなると足にはとてもストレスの多い状態で歩くことになり、脚や身体も疲れてしまいます。

 

踵のユルさは疲れだけではなく、外反母趾やタコ、魚の目、巻き爪、足裏の痛みなど問題も発生しやすくします。

 

ユルい靴

靴ってなんだろう?

靴はファッションですが、その一方で歩くための道具という面も持っています。

出来ればデザインも気に入って機能も優れた靴を履きたいですね。

良い靴とはこのバランスがとれている靴です。

 

そういった靴を選ぶには、上記のダメ靴の3つの特徴に当てはまらないかよくチェックしていきます。

身体の土台となる足を包む靴です。「なんとなく…」や、「まあいいか…」とテキトウに選んでいくと思わぬトラブルにみまわれます。

 

選んではいけないダメ靴の特徴は大人の靴でも子供の靴でも変わりありません。特に子供は小さい時からしっかりとした良い靴を履くクセをつけると、成長過程でも、また大人になってからも靴でのトラブルに悩まされません。

 

今すぐ家の下駄箱に入っている靴がダメ靴かどうかチェックしてみましょう。

そして今後、良い靴に入れ替わっていくようしっかり靴選びをして下さいね。

 

カラフルな下駄箱

靴を選ぶ時のチェック項目はまだまだ沢山あります。

今回の3つの項目は本当に基本中の基本です。選び方については追ってブログでご紹介して参ります。

 

足や靴に関するご相談、カウンセリングを受け付けております。

 

お問い合わせ用メールフォームはこちら