ブーツの季節!足にあった良いブーツの選び方、知ってますか?

ブーツのコーデが楽しくなる季節がやってきました!
この時期になると「どういったブーツを選べばいいですか?」といったご質問をいただくようになります。
良いブーツの見分け方、その答えは…
ブーツだからといって他の靴と特に変わりはありません。
サイズ、造り、形とパンプスの選び方とセオリーは一緒です。
とは言え、ブーツはブーツの視点があったりします。
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ブーツ選びの2つのポイント
ブーツに関しては、お客様からこういったお声も多くいただきます。
「ブーツの方が履きやすいです!」
「足のトラブルがブーツだと起りにくいです」
「歩きやすいから夏でもブーツを履きたい」
皆さんもパンプスよりブーツの方がラクだと思ったことはありませんか?
実は、ブーツにはパンプスにない「ブーツの利点」があります。
そこをしっかり理解しておくと、ブーツはパンプスのようにシビアに選ばなくても大丈夫です。
その利点を活かすポイントとは…
- シャフト(筒の部分)のフィット感
- ポールポイントに柔らかさ
では、このブーツを選ぶ時の2つのポイントについてお話します。
ブーツの良し悪しはシャフトが決める
「シャフト」とは聞き慣れない言葉だと思いますが、ブーツの足首の部分、筒の部分です。
ロングブーツでもショートブーツでもシャフトとても重要になってきます。
というのも…
パンプスなど靴を履いていて辛くなるのは、足が靴の中で前方に滑るから。
ヒールが高いとより足は前に滑りますね。
それによって足先がつまり、痛みや変形などトラブルが起ります。
たとえヒールが低くても前に向かって進むと足は前に滑るものなのです。
ブーツはというと…足首から上のシャフト(筒の部分)で前滑りをストップしてくれます。
だから、多少幅が広くても爪先に余裕があっても踵がピッタリじゃなくても前滑りが起らない。
つまり、パンプスで起る問題が、ブーツだと起りにくくなります。
そういった点から考えて、良いブーツとは
シャフト(筒の部分)がフィットするブーツになります。
たとえば、ゴム長靴のようにシャフトがガバガバするブーツはNG!
(シャフトがユルいブーツ)
ロングでもショートでもシャフトにフット感がないのであれば選んではいけません。
レースアップかファスナーでフィットさせるタイプがお勧めです。
ムートンブーツはどうだろう?
では、冬の定番ムートンブーツはというと…
実は足の事を考えると履いてほしくないブーツです。
ムートンブーツは中の起毛がへたってくるとガボガボとユルくなってきます。
寒い日などムートンブーツで歩きにくそうにしている方をたくさん目にします。
昔、何も知らずにムートンブーツを履いていた時、買ってそれほど経たないのに親指の部分に穴が空いたことがあります。
穴が空くほど爪先が靴の中に当たっていたのです。
その当時は商品の問題だと思いましたが、ユルいがために足が前に滑って指先がぶつかっていたのです。
流行のワークブーツは?
ワークブーツのような場合はヒモで縛るタイプをお勧めします。
ヒモは飾りではありません。キッチリとシャフトの部分を締めてしっかり歩けるようにします。
ただでさえ重いワークブーツをゆるい状態で履くと足が疲れから、股関節痛や腰痛の原因にもなってきます。
ポールポイントとは何ぞや?
そしてもう一つのは大事な点はポールポイントです。
ポールポイントとは何かというと…
足は歩くために指の付根の少し上で曲がるようになっています。
この足の曲る部分をポールポイントといいます。
足に良い靴は足と靴のポールポイントがあっています。
上記したように良いブーツは足首が固定されます。
足首の動きが少なくなったぶん、ポールポイントの曲りで動きをカバーします。
そのためポールポイントが硬いと歩きづらさがでます。
ポールポイントが曲がらないとペタペタと歩くペンギンのようになってしまうことも。
ぜひポールポイントが曲がりやすいか、素材が硬すぎないか確認して下さい。
オシャレは歩きから
付け加えるなら足の踵を包むカウンター部分がしっかりしているブーツを選んで下さい。
ブーツのシャフトがしっかりしていても、カウンターは靴の命です。
パンプス、ブーツ、スニーカー、どれを選ぶにしても必ず確認する部分です。
詳しくはこちらの記事もご覧下さい。
よく「オシャレは足元から」と言いますが、「オシャレは歩きから」とも言えます。
木枯らしが吹く街中で、足に合ったブーツで颯爽と歩く姿は素敵です。
そのためには…
- シャフト(筒の部分)のフィット感
- ポールポイントに柔らかさ
この2点は必ず確認して、あなたの足に合うブーツを選んで下さい。
素敵で機能的なブーツで秋冬のお出掛けを思いっきり楽しみましょう!

足からあなたの未来を変える!足のお悩み相談フットケア専門のフットレスキュー井出淳子です。子供の時のケガのため15歳の時に医者から「将来、君は歩けなくなる」と言われ、20代は足の問題に苦しむ日々を過ごしました。自分自身の足の問題を解決するため足と体の勉強をはじめ、ボディケアの世界に転身。自分自身の体を実験台にさまざま行う中で得た経験を元に『美健足レッスン』というメソッドを考案。現在は中野駅北口に足から体を見直すサロン「ラポルト」にてフットケア、ボディケアをとおし皆さまの足の問題に向き合っています。目標は「天国の階段も自分の足でのぼる!」 一生ヒール靴でイキイキと歩けるよう頑張っています。