子供の足は親がつくる!親が子供にしてあげられること

子供の靴

お子さんの足をじっくり見たのはいつですか?

 

足の爪を切る時

子供の靴を買いにいった時

一緒にお風呂に入った時…その他はどんな時でしょう。

意外とお子さんの足を見ていなかったりします。

 

足は身体の土台です。

身体の土台が安定しないと全体のバランスが狂ってしまいます。

特に成長期の子供はバランスを元に身体がつくられます。

 

タイトルの通り、子供の足は親がつくるなら親として子供の足に何をしてあげられるのか考えてみましょう。

そして今、子供の足に何が起っているでしょうか。

 

子供達の足

 

幼稚園児も外反母趾!

千葉県の幼稚園児295人を対象に足を調査したところ

浮き指が47%

内反小趾が70%

幼稚園児であっても外反母趾の症状が4%

多くの子供が足のトラブルを持ち合わせていたというデータがあります。

 

子供の浮き指フットプリント

(浮き指、踵重心のフットプリント)

 

小学生では外反母趾の割合はもっと上がります。

また、重心が踵よりになっていて、扁平足や捻挫やケガの原因にもなります。

 

これは驚くことではなく、日本人全体の足の問題が深刻になっている現れです。

歩くことが少なくなり大人の足がおかしくなってきているなら、子供の足も同様です。公園をのぞいても昔のように元気に走ったり跳ねたりしている子供が見当たりません。

 

走る子供

 

ぜひ親子で歩く、跳ねる、走るなど積極的に行って下さい。

それと同時に気をつけるのは靴になってきます。

 

では、正しい靴の選び方、履き方はどんなものでしょう。

 

どう靴を選び、どう履くかは親しだい

子供の足はとてもデリケートです。

大人の足と比べ軟骨が多く、大人の足に近づいてくるのが10歳前後。そこから18歳まで成長して大人の足になっていきます。

18歳までの成長期に足に合った正しいサイズの靴を、正しい方法で履いているか。そして、運動が十分かどうかがとても重要になってきます。

 

子供は自分で足や靴がおかしいとは言いません。

こんなものだと思って過ごしてしまいます。

どんな靴を選び、どう履くのかは親しだいです。

 

子供が足の問題を訴えてくる時は症状がかなり進んでいる場合がほとんどです。親が気をつけないかぎり、問題は見過ごされていきます。

 

 

足に合った正しい靴の選び方とは?

足を入れて踵に指一本に入る靴を選ぶという方法があります。この方法で子供の靴を選んだ方もいるのでは。

実はこれ、大きな間違いです。

足に合った靴を選ぶには以下の事が重要です。

 

  • 大き過ぎる靴を選ばない。
  • 表示サイズを鵜呑みにしない。
  • 必ず、調節できるヒモやマジックテープ付きの靴を選ぶ。
  • 靴と足の土踏まずの部分がぴったり合うこと。
  • 靴全体が柔らか過ぎない。特に踵部分は硬くて作りがしっかりしていること。
  • 一番重要なことは買う前に子供の足サイズをチェックです。

 

つい子供の成長を考えて大きめの靴を選びがちです。ですが、爪先は7mmほどのゆとりで十分です。これ以上にすると靴の中で足が滑ってしまい、立つ歩くのバランスが崩れます。

 

メーカーや商品によって、同じ表示サイズでも大きさが違います。必ず試し履きをして下さい。靴をネットで買うのは絶対にNGです。

 

最低でも年に2回は子供の足のサイズをチェックをして下さい。サイズを測ってくれる靴屋さんを探すことも大切です。今はそういったサービスをしてくれるお店も増えています。

 

子供の足はどんどん成長します。

高い靴を大きめで買うよりも、安くてもしっかりした靴を成長に合わせて買い替えていくことをお勧めします。すぐ靴が小さくなるから勿体無い…なんて思わないで下さい。買い替えのきく靴で替えのきかない足をダメにするのは本末転倒です。

 

正しい靴の履き方とは?

靴の履き方で立つ、歩くは大きく変わります。

靴を選んだら次は正しい靴の履き方です。

 

  • ヒモやベルトをゆるめ、両手で靴を持ち足を入れます。
  • 踵がぴったりくるように、踵をトントンと床に打ち付けます。
  • そのまま爪先を上に向けたままヒモやベルトをしっかり締めます。
  • 歩いてみて緩みがないか確かめます。

 

正しく履けると爪先に余裕ができます。靴を正しく履けば爪先の余裕が5〜7mm以下でも十分です。

特に変わってくるのが歩きです。足と一体感がある靴だと安定して地面を力強く蹴り出せるので歩幅も歩くスピードも上がります。

 

親がしっかりと履き方を見てあげることで、正しい靴の履き方が習慣化します。こうして身に付いた習慣は一生の宝物です。その後の子供の成長、身体、人生まで左右します。

 

ツケは子供が払うことに

面倒だから、時間がないからと手を抜いたツケは、子供が払うことになります。

子供のことを思うなら、勿体無くても靴はどんどん買い替えます。

大変であっても靴屋を巡っていい靴を探します。

時間がなくても子供の靴の履き方は毎回チェックします。

 

こういったことの積み重ねが結果となって現れ、いい足がつくられます。

1ヶ月、半年、1年、3年、5年…

時間の経過と共に差は大きくなり埋められないほどになっていきます。

 

親が子供にしてあげられることは沢山あります。

良くも悪くも子供の足は親がつくっていくものです。

 

足は身体の土台となるパーツです。

子供にとっては足は最優先事項です。

 

親子カウンセリングも行っております。


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